労災保険に入らなかったときの強烈インパクトのあるリスク

【労災保険未加入のリスク:人事・労務責任者の皆様へ】

企業の労働環境を守り、リスクを最小限に抑えるために、人事・労務担当者としての役割は非常に重要です。しかし、労災保険未加入が発覚した場合、企業全体に多大な影響を与える可能性があります。以下は、労災保険に加入しなかった場合に生じる具体的なリスクです。

1. 過去2年間の保険料と延滞金の徴収

労災保険未加入が発覚した場合、過去2年間分の保険料が遡って徴収されます。さらに、未納期間に応じて延滞金が加算されるため、想定外の支出となる可能性があります。これにより、企業の財務計画に大きな狂いが生じます。

2. 労災事故発生時の大きな負担

未加入期間中に労災事故が発生した場合、企業には以下のような負担が生じます:

給付額の一部または全額負担

例えば、故意に未加入であった場合、労災給付額の**40%**が事業主負担となります。重大な過失が認定されれば、全額負担となるケースもあります。

数百万円から数千万円の出費が一度に発生する可能性があり、特に中小企業にとっては致命的な打撃となります。

3. 労働基準法違反による刑事罰

労災保険未加入は、労働基準法第23条および第24条に違反します。悪質な場合には、以下の刑事罰が科されることがあります:

6ヶ月以下の懲役または

30万円以下の罰金

法令遵守の観点からも、労災保険加入は事業主の責任として欠かせません。

4. 民事上の賠償リスク

労災保険未加入のまま労災事故が発生した場合、労働者や遺族から民事訴訟を起こされる可能性があります。この場合、企業は以下を支払う責任を負います:

治療費、休業補償、慰謝料

• その他損害賠償費用

これにより、企業の信用や評判が著しく損なわれる恐れがあります。

5. 経営リスクの増大

労災保険未加入のままでは、労働環境に対する信頼を損ない、人材採用や従業員の定着にも悪影響を及ぼします。従業員満足度の低下は、生産性や顧客満足度にも波及し、経営全体に深刻な影響を与える可能性があります。

私たちが提供するサポート

当事務所では、労災保険への適切な加入手続きだけでなく、労働基準法に準拠した就業規則や労務管理体制の見直しを通じて、企業のリスク回避をサポートしています。

労災保険の未加入がもたらすリスクを回避し、安心して経営に専念できる環境づくりを全力で支援いたします。

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ローズ経営労務事務所

代表社会保険労務士

川向広誓